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パンダリーノ2015イベントレポート。FIAT車 230台が大集結!

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過去最多の参加者!「パンダリーノ」開催!

「パンダリーノ」は、Pandaのオーナーズミーティングの実現を目指して集まった有志によって運営される、“手作り”のイベント。2008年の初回から数えて8度目の開催ということで徐々に輪が広がり、今年は参加台数230台、参加人数は478人と過去最高を記録したそうです。芝生広場に集まった参加者はピクニックやフリーマーケット、トークショーなどを楽しみながら、初夏の陽気のもとでのんびりした時間を過ごしたり、交流を図ったりしていました。

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大きな広場に適度なスペースを残して歴代Pandaが大集結。天候にも恵まれ、アウトドアの開放的な気分を味わいながら交流を深めるのに最高の1日となりました。

私は片道3時間ちょっとの道のりをマイカーのFIAT 500(チンクエチェント)で訪れましたが、現地の駐車場に着くと、私のようにPanda以外のクルマでイベントを見に来た参加者も思いのほか多いみたい。オーナーのみならずPanda好きなら大歓迎ということで、温かく迎えてくれました。そんなアットホームな雰囲気がPandaをこよなく愛するオーナーさんらしいところ。会場には初代、2代目、3代目と各世代の個性豊かなPandaが勢揃いして、まるで動物園みたい。そんな光景を目にしているだけでホッコリした気分になります。

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過去最多の230台がエントリーしたとのことですが、芝生広場の区画は隣同士のクルマがドアを開けてもぶつからないくらいの余裕が設けられています。それにオーナーのみなさんはレジャーの楽しみ方がとっても上手。Pandaのバックドアにテントやタープを括りつけて子供達の遊び場にしている人がいれば、気持ち良さそうにお昼寝をしている人も。オーナーの日常に寄り添う実用性の高さが自慢のPandaは、工夫次第でレジャー用の多目的車にも。お洒落なデザインのPandaは周りをステキな空間に包んでしまいますが、それを使いこなしているオーナーさんもカッコよく見えます。

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オープニングでみんなで集まった後は基本的にフリータイム。“Pandaに囲まれた休日をゆったり過ごす”のがこのイベントの楽しみ方。

ふと3代目Pandaでやってきた4人家族に目が留まりました。お話をうかがってみると、栃木から来て近くのホテルに前泊して参加したとか。小学生くらいの2人の息子さんは道中、海や浜名湖を見られたと嬉しそうに話してくれ、ご家族でドライブ中の楽しそうな光景が頭に浮かびました。パラソル付きのテーブルを持ってきていたので、「まさかそれ、Pandaに積んで来たのですか!?」と聞くと、「ラゲッジのトノカバーを外せば、テーブルとパラソルを折りたたんで積めるんです。子供がジュニアシートの年齢になれば、4名乗車でも結構積み込めます」と教えてくれました。

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フリーマーケットやさまざまなショップ、フードサービスカーの出店も。中華街からパンダまんのお店もやって来ていました。

さらに、会場を歩いていると、2代目Pandaのルーフにパンダのぬいぐるみを乗せた女性オーナーを発見。Pandaを購入された経緯をうかがってみると、免許を取りたての頃は軽自動車に乗っていたそうですが、動物のパンダ好きが高じてその後、2代目Pandaの購入に至ったとか。

まもなくお子さんが生まれるという彼女に「子育てもPandaと一緒に、ですか?」とお聞きすると、「結婚する時は四国の実家に挨拶をしにPandaに乗って行きましたし、ハネムーンでは島根県の出雲大社などの名所を巡り、1週間かけて日本国内を3000kmも走りました。もちろん、これからも赤ちゃんのチャイルドシートやベビーカーを積んで走るつもりですし、それにPandaなら荷物が増えてもルーフキャリアを使う手がありますから!」と、頼もしいコメント。ライフステージが変わってもPandaを使い尽くす。まさにPandaオーナーの鏡ですね!

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もちろん、ジウジアーロがデザインした初代Pandaもあいかわらず人気。そこで、お洒落な柄のラグマットをシートに敷いていた男性に話かけてみることに。彼は免許取り立ての頃、初代Pandaに憧れるも高値で手が届かず、断念してプジョー 205を購入。その後、ご結婚されたことをキッカケにルノー カングーに乗り換えたそうですが、その後、小さなボディの初代Pandaを購入されたそうです。「大きなクルマからPandaに乗り換えて、ご家族に反対されなかったですか?」と聞くと、「嫁が気に入ってくれたんです。エクステリアのデザインもいいし、小さいクルマですが高速道路も安定して走ってくれるところがいいですね。それに燃費もなかなかです。通勤で1日20km位の距離を走りますが、給油は3週間に1回程度で済むのも嬉しいところです」

なるほど、豊かな空間を持つ2代目、3代目の実用性の高さも魅力ですが、適度な積載性と軽量コンパクトな走りを実現していた初代のバランスの良さや経済性の高さもPandaの人気を広めたポイントですよね。かつて憧れた念願のクルマを手にしたダンナ様、そして大きなクルマからの乗り換えを受け入れた奥様のお二方が豊かな感性をお持ちで感心した次第です。

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会場には初代Pandaがたくさん集まっていました。その人気を改めて実感。

「フィアット浜松」が出展!

イベントには地元ディーラーの「フィアット浜松」も出展。Pandaの展示車を見にくる参加者が後を絶たないようでした。営業担当の堀内さんに最近のお客様の動向についてお話をうかがってみると、最近ではPandaや500を入口として初めてイタリア車にお乗りになるお客様が多く、とくにクルマが生活必需品となる浜松ではせっかく買うならコダワリを持って買いたいという方が数多くいらっしゃるそうです。

お客様に「展示車のように見栄えのする仕様にすると車両価格が高くなるのでは?」と聞かれることがあるそうですが、Pandaや500は標準仕様でも十分に立派に見えるため、車両価格と実際の購入価格の差が小さいことに納得される方も多いとか。イタリアならではの文化の表れで装備は日本車と比べてシンプルですが、購入後に独自にアレンジするなど愛着をもって乗りこなすお客様が多いそうです。

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チーム対抗で行う “玉入れ”も行われました。「がんばれ~」と応援する子供たちの掛け声が響き、会場は運動会のような雰囲気でした。

最後に、主催者にこのイベントについてお話をうかがいました。
「以前行われていたPandaのイベントがなくなってしまったのですが、“Pandaオーナーが集まる機会を失いたくない”という気持ちから自分達でスタートさせたのがパンダリーノでした。年に一度、こうした機会があることはPandaを所有し続けるモチベーションにもなりますし、来年も集まりたいという気持ちを持ってもらうことで、みなさんがPandaに乗り続けてくれたら嬉しいと思っています。Pandaは装備的には何でもないクルマですが、アイデンティティはあります。それでいて、肩肘張らないクルマなのでオーナー同士の会話が弾むところがこのクルマならではの魅力ですね」

パンダリーノは毎年参加する人の35%は初参加の人達なのだとか。オーナーさんの年齢層が上がりつつ、若い人たちも入ってきているし、現行Pandaの参加者も増えてきているとのことで勢いを感じているとか。

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FCAジャパン株式会社マーケティング本部プロダクトスペシャリストの伊藤康祥氏とわたくし藤島知子がPandaの魅力についてトークショーを行いました。Pandaの魅力についてお話したほか、FIATの製品やPandaの今後のラインナップについてなど気になるお話を聞くことができました。
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シングルユースで乗りこなす独身世代からご家族まで、カッコよくも実用性を兼ね備えるPanda。今回のイベントを通じてその懐の深さを改めて実感しました。帰り道では散り散りに自宅に戻っていくPandaたち。楽しかったパーティを終えていつもの生活に戻っていく姿がこれまた愛おしく感じたのでした。

* パンダリーノオフィシャルサイト

取材・文 藤島知子
写真提供 パンダリーノ実行委員会