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人にも環境にも自分にも優しくいきる。それがフィアットカルチャーです。

ポーセラーツを体験!ラ・クロシェットローズで自分だけの作品を。

真っ白な磁器に色とりどりのカラーや模様を載せていく「ポーセラーツ」が、いま大人女子を魅了する習い事として注目されている。そこでわたくし藤島も、自分だけのオリジナル作品の製作に挑戦してみました。

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ポーセラーツとは

ハンドクラフトの趣味は実に多彩ですが、大人女子を中心にいま人気なのが「ポーセラーツ」。ポーセラーツとは、「Porcelain(ポーセリン=磁器)」と「Art(アート=芸術)」を組み合わせた造語で、白い磁器に色とりどりのカラーや模様がプリントされた転写紙を貼り付け、それを800度という高温の電気炉で焼き付けて完成させます。転写紙を使う以外にも、専用の絵の具で絵を描いたり、金彩を重ねたりして作ることもできます。通常のアートだと、絵心がないとちょっと腰が引けてしまうところがありますが、ポーセラーツなら大丈夫。やり方さえ覚えてしまえば、あらかじめ用意された転写紙を選んで貼り付けるだけで、初心者でも自分らしさを表現する喜びが満喫できるのです。しかもその組み合わせは無限大。世界でひとつだけの作品を作り上げることができます。

そこでさっそく、私もポーセラーツを初体験させていただくことに。今回お邪魔したのは鎌倉の「LA CLOCHETTE ROSE(ラ・クロシェット ローズ)」。ポーセラーツについて、保谷さゆり先生にお話をうかがいました。

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このサロンではどんな体験ができるのですか?
「プレートやマグカップなどに自分好みの絵柄を使って製作する体験レッスンのほかに、フリースタイルのコースとして、ティーセットなどにチャレンジする参加者もいらっしゃいます。作り上げる作品は、食器のほかにもティッシュボックスやソープディスペンサーなど、日常で使えるものが中心となるため、暮らしを自分好みにデザインするのに最適です」

初心者でも挑戦できますか?
「ポーセラーツは転写紙を組み合わせて貼り付けるだけで、自分だけのオリジナル作品を作り上げることができます。それに同じ転写紙を使っても、人によってそれぞれ違う作品が出来上がるのが面白いところ。お子さんでもママが面倒を見てあげれば作れますし、むしろ、子供の方が独創性に溢れていて、出来あがった作品にハッとさせられることも多いですね。女性だけでなく、男性でも楽しめるので、ご夫婦で作って交換するのも素敵だと思います」

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先生に「初めてでも大丈夫」という魔法の言葉をいただいて、俄然やる気になってきた私。さっそくアドバイスをいただきながら、スタートしていきます。

ポーセラーツの作り方

①磁器選びと転写紙の選定
まずは、ベースとなる白い磁器を選び、転写紙の色と絵柄から自分が作りたい作品に合いそうなものをチョイスします。今回はマグカップづくりにチャレンジします。「FIAT 500(チンクエチェント)」をイメージして、イタリア国旗のトリコローレと、イタリア語で「召し上がれ」を意味する「BUON’ APPETITE」、それに「FIAT 500」の文字を使うことに。春らしい優しいイメージに仕上がるように、トリコローレに使うカラーはピンクに見えるベージュとやわらかなグリーンを選んでみました。

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使用する道具は、転写紙をカットする際に使う下敷き、定規、細かい作業に適したカッター、ハサミ、ピンセット、貼り付ける際に使うスキージーなど。

②転写紙をカットする
トリコローレの柄を付けるために、メジャーを使ってマグカップの外寸を計測。選んだ転写紙に定規をあて鉛筆で印を付けたら、カッターで切り取ります。

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台紙から使いたい文字や柄を選んで、カッターで切り取っておきます。記号は組み合わせて絵文字として使うことも可能。アイデア次第で、色々なものが生み出せます。

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③転写紙を水に浸す
水の中に切り取った転写紙を浸します。台紙と絵柄が描かれた部分が剥がれてきたら、ピンセットを使って取り出します。長く浸し過ぎないよう、細かい絵柄はちょっと早めのタイミングで取り出します。

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④磁器の上に転写紙を載せる
転写紙を取り出したらティッシュの上で軽く水気を取り除き、台紙ごと磁器の上に載せていきます。貼りつける位置を大まかに定めたら、台紙を取り除きます。このとき、磁器の上に残された転写紙には、まだ軽く水気が残っているので、ピンセットで位置の微調整ができます。また、文字や絵柄をバランス良く配置するために、下敷きのマス目の上に磁器を置き、前後左右の間隔をチェックしながら調整します。

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⑤転写紙を貼り付ける
転写紙を貼り付ける位置が定まったら、スキージー(へら)の出番。貼り付ける転写紙の中心から外側に向けて、空気と水を抜くようにして転写紙を撫でていきます。転写紙が触っても動かなくなったら、水が抜けた合図。ひとつひとつの転写紙を確実に貼り付けるために、③④⑤の行程を繰り返します。

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⑥貼り付け作業終了
すべての転写紙が貼り付けられたら完成。このあと、サロンにお願いして、専用の電気釜で焼き付け作業をしてもらえば作品が完成します。出来上がったものは郵送してもらうこともできます。

貼り付け作業が完成!

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作品作りに取りかかる前は「ちゃんと作れるかな?」と心配でしたが、保谷先生にコツを伝授していただいたことで、想像以上の出来映えに大満足! 転写紙はいろいろな種類があるので選定に迷いそうですが、あらかじめ自分が作りたいイメージを膨らませておくことで、作品づくりに没頭することができました。一度体験するとクセになってしまいそうな「ポーセラーツ」。かく言う私も自分の力試しに「もう一度チャレンジしよう」と心に誓ったのでありました。ちなみに、先生を紹介してくれた素敵女子のSサンは子供が生まれた日付などを食器に刻んだそうです。ポーセラーツは自分たちにとっての記念日やお友達へのプレゼントにも最適ですね。

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愛車は「500 BICOLORE」

ポーセラーツで素敵な作品を作り続けてきた保谷先生ですが、彼女の大学生の息子さんである蒼有森(そうしん)さんは、偶然にも「FIAT 500」にお乗りということで、少しお話をうかがいました。愛車は限定モデルとして販売された赤と白のツートンカラー「500 BICOLORE(ビコローレ)」です。

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「500 BICOLORE」を選んだ理由は?
「洋服を着る感覚で乗れるクルマを探していました。YouTubeの動画で「500」の存在を知って、明るい色がいいなと思って探していたところ、限定モデルの赤と白のビコローレに出会ってひと目惚れ。その後、購入することになりました。「500」は鎌倉の狭い道を走るのにちょうどいいボディサイズだし、なにより、ひと目惚れした人と付き合うような感覚で巡り会ったクルマですから、ことあるごとに運転したくなります。1.2リッターエンジンを積んでいますが、パワー的には大人4人が乗って走るとちょっと重たい感じ(笑)。もう少しトルクがあったら嬉しいけど、それでも街乗りでは十分だし、加速が鈍くなる場面でも「がんばれ!」って思えるところがこのクルマの持ち味です。乗員同士の距離が近い「500」の空間は、秘密基地にいるみたいで楽しいし、会話が弾むところもいいですね。以前、イタリアのローマに旅行に出掛けた時、土産物店の人に日本で500に乗っていることを伝えたら、料金を安くしてくれたんです! おかげで色々なグッズを買いこんでしまいました」

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蒼有森さんがローマ旅行中に購入したというFIATグッズの数々。

蒼有森さんにとって「500」はどんな存在ですか?
「相棒をもつ感覚です。大事な友達のように「500」が側に居てくれる。思い通りに走れない時もあるけど、どこか許せてしまうかわいさがあるし、他の国のクルマと違って、カチッとしていないところがいいですね。このクルマと生活すると日常が豊かになるし、気持ちが落ち着きます」

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大胆な赤と白のツートーンカラーをまとった「500 BICOLORE」をひと目惚れして選んだ蒼有森さん。一方で、ポーセラーツに魅了され、ライフワークとして楽しんでいらっしゃる保谷先生。お二人とも、暮らしの中に自分なりのスタイルを採り入れていました。完成してきたマグカップを眺めながら、「私も素敵な暮らしをしなくちゃ」と、あれやこれやと想像しながらニンマリしてしまうのでありました。

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*「LA CLOCHETTE ROSE(ラ・クロシェット ローズ)
教室「LA CLOCHETTE ROSE」を主宰する保谷さゆり先生は、航空会社勤務時代、海外で見つけた様々な食器を趣味で集めていたところ、ポーセラーツに出会い、日本ヴォーグ社認定ポーセラーツインストラクター資格を取得。現在、体験コースから資格取得コースまでを展開しています。鎌倉サロンのほか銀座サロン、上海サロンも開講中です。

 

写真 荒川正幸
文 藤島知子