ゆっくり生きよう・にっこり走ろう

人にも環境にも自分にも優しくいきる。それがフィアットカルチャーです。

「BELLISSIMO ベリッシモ」 イタリアの厳選食材を食卓へ!

オリーブオイル、塩、バルサミコ酢、パスタ、ワイン。どんなものでも、作り手によって味わいは異なります。原料となる素材が育った土地の気候風土。化学調味料や保存料などに一切頼らず、じっくり丁寧に素材の味を活かす製法。おいしさを追求し、そのためには時間も手間も惜しまない職人気質。そういったすべての要素が、食材の「味」を決めるのですから。


BELLISIMO代表取締役 清水良二さん。もともとは靴の買い付けでイタリアを訪れていた際に、イタリアの「おいしいもの」に目覚めたそう。そのきっかけを作ったのは、何とFIATのチョコレート!ボローニャの宝石と呼ばれる老舗MAJANI(マイアーニ)が作る一粒のチョコレートを口にしたのを機に、清水さんは「イタリアの食に目覚めた」のです。現在では、MAJANIの日本における輸入元にもなっています。すばらしい! 

一流食材が揃った「BELLISSIMO」

田園調布に店舗を構えるBELLISSIMOには、イタリア人が見ても「一流ばかり」と太鼓判を押す、「無添加の本当においしいもの」が揃っています。イタリア食材専門店として15年目。毎年必ず、社長の清水良二さん自らイタリアの町や村を巡り、新しい食材を探しながら、すでに取引のある工房や畑にも顔を出して、納得できるものだけを扱っています。


「バルサミコの故郷」モデナで、多数の商品を買い込んで試してみた結果、たどりついたのがMalpighi社のトラディツィオナーレ・バルサミコ酢。12年25年と熟成が進むにつれ濃度が増し、円熟味のある深い味わいになっていきます。圧巻は鑑定書付きの100年熟成! 世界中を探してもわずかしかないというバルサミコ酢の頂点です。もちろん12年ものでも十分な味わいで「1〜2滴たらすだけでどんな料理もおいしさが100倍アップします!」と清水さん。50年熟成は贈り物にも人気です。

当初はインターネットでの販売のみでしたが、商品の質の高さが話題を呼び、デパートのイタリア展などからも声がかかるようになったといいます。そうして人の目に触れ、実際に口にしてもらう機会さえあれば、BELLISSIMOの食材がおいしいことは誰の目にも明らか。その評価はさらに高まり、今年6月、実店舗を構えるに至ったのです。


調味料、食材、ワインなどのほか、オリーブウッドのカッティングボードやリネンといったこだわりの雑貨も扱っています。

前置きはこのくらいにして、BELLISSIMOの食材を自宅で味わってみましょう。「どれもこれも試してみたい!」という衝動を抑えながら選んだアイテムをご紹介します。

厳選アイテムを紹介!

まずは、われらがFIATチョコレート! 100年以上前にFIAT社のオーダーで誕生したチョコレートと 500(チンクエチェント) のミニカーが一緒になった魅力的なセットです。チョコレートは、100年変わらぬ伝統の味「クレミーノ(白)」、濃いめのエスプレッソをきかせた「カフェ(茶)」など6種類。どれもクリーミーで、さすがボローニャの宝と称されるMAJANIの味!と納得できるおいしさです。


FIATチョコレート・ミニカーセット(2,625円)。※FIATチョコレートはバレンタインシーズンにも改めてご紹介しますので、そちらの記事もお楽しみに!

イタリア料理に欠かせないオリーブオイル。BELLISSIMOで扱うのはFrantoi Cutrera社のもの。「青リンゴの香り」と評されるフルーティでフレッシュな風味は、まるで搾りたてのオリーブジュース。オリーブオイルは気候やオリーブの出来によって味が変わりますが、同社のオイルは安定していて、2010年にはEXVオリーブオイルの世界No.1に選出されたほか、数々のコンクールで毎年上位に入賞するクオリティを誇ります。サラダ、パスタ、魚介料理の仕上げなどにかけると、いつもの料理が風味豊かに大変身!


EUの有機認定を受けたフレッシュなオリーブから作られるEXV
オリーブオイル「PRIMO BIO。サラダにトッピングしたのは、甘味の強いシチリア産のチェリートマトを天日でじっくり干した半生のドライトマト。乾燥過程で使われる海塩がほどよい塩気を与え、サンドイッチやサラダにぴったり。オリーブオイルと相性抜群なので、ぜひ一緒に召し上がれ。

「ジェノベーゼ・ペーストってこんなにおいしいんだ!」と感動させてくれるのが、Ranise社の「ペスト・リグーレ。原料のバジルは、ペーストの本場リグーリア州の中でも有名なインペリア村のDOP認定を受けたもの。バジル畑のすぐ横に工場があるため、摘みたてがすぐに加工され、この上なく新鮮なペーストができるのです。さらに、カシューナッツと羊・牛2種類のチーズ、地元産のデリケートなタジェスカ種オリーブオイルを加えることで、まろやかでコクと旨味たっぷりの味わいに。清水さんが何年もかけて辿り着いた納得の味。本当に、おいしいです。


バジルのフレッシュな風味に、濃厚な旨味とコク。バゲットに塗ればそれだけで美味、ブルスケッタにすればさらに美味! 茹で立てのパスタに和えるのもよし、ローストしたポテトや温野菜、白身魚に合わせるもよし。アイデア次第でいくらでも楽しめる「ペスト・リグーレ」です。

イタリアの食卓に欠かせないパスタも、もちろん絶品。マルケ州で代々続く小麦農家が手がける「PASTA MANCINI」です。現社長は三代目。大学で農業を専攻して小麦栽培について研究し、その後農場に戻って10年に及ぶ試行錯誤を繰り返した結果、イタリア全土のシェフから注目されるほどもっちりとしてコシの強い、小麦の旨味たっぷりのパスタを完成させました。


PASTA MANCINIの中でも最も太い2.2mmのスパゲッティ。ブロンズダイス仕上げで表面がざらついているのでソースがよくからみます。先ほどの「ペスト・リグーレ」で和えてもいいし、トマトソースやアーリオオーリオなど何にでも。今回はCONTI社の乾燥ポルチーニ茸を使って、濃厚なクリームソースを作ってみました。フィレンツェの市場で量り売りされている本場のポルチーニを航空便で特別に取り寄せたという、まさしく絶品です。
※クリームパスタのレシピはこちら

「日本の軟水でパスタを茹でるとどうしてもコシがなくなり伸びやすくなってしまうのですが、PASTA MANCINIは簡単に伸びることはないし、冷めてもおいしく味わえます。どんなソースとも相性がいいのですが、オリーブオイルとパルミジャーノレッジャーノだけ、というシンプルな味付けでも十分に満足できます」(清水さん)


完熟するまでじっくり待って収穫された、ティーポ・サンマルツァーノ種のトマト缶、「フェッラーラ家の生食用完熟ホールトマト」。濃厚で水っぽくなく、トマト本来の甘味が豊かに広がります。煮詰めてオリーブオイルと塩を加えれば、抜群のトマトソースに。


パッケージもかっこいいこちらは、先ほどご紹介したバルサミコ酢の名門Malpighi社の「バルサミコ・ゼリー」です。6年間熟成させたバルサミコ酢を、果実由来の天然ペクチンで固めたもので、スプーンの先で少量すくってサラダやカルパッチョに飾ったり、肉料理や魚料理に添えたり。いつもの料理をよそ行きに、おいしく仕上げてくれます。

これだけの厳選食材を扱っているBELLISSIMO、ワインの品揃えも抜群です。「食材ひとつひとつが奥深いですが、もちろんワインも非常に深いですよね。うちで扱うワインは、アジア人で初めてイタリアの最優秀ソムリエに選ばれた林基就さんによるセレクションです」。なるほど、それは間違いなくおいしいイタリアワインが味わえますね!


店頭では有料試飲もできます。最高級のワインをお手頃な値段でテイスティングできて、しかもその場で買えるのです。夕方のバールでアペリティーヴォを楽しむイタリア人のように、BELLISSIMOで束の間のイタリアンライフを楽しみましょう。

最後に、クリスマスシーズンにおすすめのパネットーネ。フィレンツェ郊外にひっそりたたずむドルチェの老舗BONCIが手作りする大人のためのドルチェ「パンブリアコーネ」です。パネットーネ独特の芳香と、甘い白ワインの芳醇な風味、甘さも絶妙です。すべての素材が吟味しつくされていますが、さらにしっとり感を出すために注射器で白ワインを注入して仕上げているのだとか!この製法は特許を取得しているので、まさにBONCIだけの味わい。パネットーネ酵母のおかげで日持ちしますので、クリスマスまで少しずつ時間をかけて味わいたいですね。

「BONCIは普通なら誰も来ないような山の中にある店なのですが、雑誌などで紹介されておいしさが認知されて以来、それこそヨーロッパ中の人が買いにくるような有名店になりました」(清水さん)

「本当においしい食材を使えば、誰でも家庭でおいしい料理を作ることができます」と、自ら探してきた食材への愛情たっぷりに語ってくれた清水さん。実際に、BELLISSIMOの食材を味わうと、その言葉が心底納得できるのです。


BELLISSIMO
田園調布本店
東京都大田区 田園調布2-49-3
03-3722-2522
11:00〜19:00(日・祝定休)
撮影 SHIge KIDOUE
取材・文 山根かおり

matricaria