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本格派ナポリピッツァとKIMBOのエスプレッソが味わえる「ファンタジスタ ドゥエ」

ナポリ名物は数あれど、絶対に外せないものの代表といえばピッツァとエスプレッソ。この黄金コンビを一度に味わえて、ほかの料理やドルチェも充実した居心地のいいお店・・・今回ご紹介するのはまさにそんな場所です。

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先月お伝えしたKIMBOバリスタ競技会の審査員を務めるなど多忙を極めるバリスタ界の重鎮・中川直也さんに「ナポリピッツァとエスプレッソが一緒に楽しめる店」を尋ねたところ、忙しい合間を縫って同行してくださったのが、ここ麻布十番のFANTASISTA DUE(ファンタジスタ ドゥエ)。

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ファンタジスタ ドゥエの店長兼ピッツァイオーロの坂本大樹(ひろき)さん。ナポリピッツァ職人コンテストのクラシカ部門で第一位に輝いたこともある実力派です。

日本一のナポリピッツァ職人が作るマルゲリータ

カッフェだけでなくイタリアの食文化全体に精通する中川さんが薦めるだけあって、石窯と薪を使って450℃で一気に焼き上げるここのピッツァは、「いつ食べてもおいしい」と評判です。「最近は電気窯にもいいものがでてきていますが、薪の香りと石窯による遠赤効果で独特のおいしさを生みますよね。しかも日本一になった坂本さんが作るわけですから、本当に美味いですよ」と中川さん。

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日本一に選ばれたマルゲリータ(1,550円)。コルニチョーネ(フチ)の焦げ目も美味しそう! 日本のモッツァレラは牛乳製品がほとんどですが、こちらのピッツァにはナポリの北・カゼルタで作られる希少な水牛のモッツァレラがたっぷり。

「ピザ→アメリカ流」「ピッツァ→本場イタリアの味」であり、両者はベツモノだ、という認識は日本でも浸透しつつあります。中でもナポリのピッツァは高温で素早く焼き上げるのが特徴的。イタリアの他地域と比べても100℃くらい違うそうで、ローマピッツァは5分ほどかけて焼きますが、ナポリピッツァは1分弱。発酵・熟成させて粉の旨味を引き出した上で一気に焼き上げるから、表面サクサク、中はモチモチ、香ばしくも軽い食べ応えを持つ独特のおいしさが生まれるのです。

最高においしい瞬間を、ナイフとフォークで

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2日かけて低温発酵させた生地を鮮やかな手さばきで伸ばし、自家製トマトソースと水牛のモッツァレラ、バジル、オリーブオイルをトッピング。「生地をしっかり寝かせることでタンパク質が分解されてアミノ酸、つまり旨味に変わるんです」

「本当はイタリアの小麦粉100%にしてナポリの味そのものを表現したいのですが、日本だと持ち帰りも多いですし、できたてをすぐに・・・というわけにいかない場合も多々あります。なので、多少冷めてもおいしいように、イタリア産と国産の粉を独自の配合でブレンドしています。本当は焼きたてをすぐに召し上がっていただきたいんですけどね」と坂本さんが笑顔で言うと、中川さんも「本当に」と応じます。

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“最高においしい瞬間”を逃さないよう急いで食卓につく中川さん。「ローマや北イタリアなどでは手で食べる人をよく見かけますが、ナポリではナイフとフォークで好きな大きさにカットする人が多いです。僕も断然この食べ方が好きです。どこをどう切って食べようかな〜と、楽しく」

「イタリア人は食べ物の“最高においしい瞬間”を逃しません。アルデンテに仕上げたパスタが運ばれてきているのに話し続けていたら「おしゃべりしてないで食べろ」と叱られる(笑)。ピッツァもエスプレッソも同じで、最高においしい瞬間を逃さず、すぐに味わいたいものですよね」と、中川さんは日本におけるイタリア食文化が目指すべき次のステージを示してくれました。

オリジナルの「カルボナーラ」も絶品!

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坂本さんオリジナルの「カルボナーラ・ピッツァ」(1,780円)。正統派のナポリピッツァをきっちり作れるからこそ表現できる新しいおいしさで、マルゲリータと並ぶ人気メニューのひとつです。

ファンタジスタ ドゥエでは、通常はピッツァを食べやすい大きさに切って提供しますが、「ナポリ人を見習ってナイフとフォークで切り分けながら食べたい!」と思った方は、ぜひスタッフの方に伝えてみてください。カットしないで出してくれるそうです。

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カルボナーラ・ピッツァはトッピングされた半熟卵をテーブルで崩し、とろけたところをいただきます。「白いシャツで食べるのが危険なくらいのとろ〜り感(笑)。これも美味い!」と中川さんも絶賛。

ナポリ名物「パッケリ」「ゼッポリーネ」「ババ」

イタリアにおける外食店のスタイルは多様です。ピッツァ専門のピッツェリアもあれば、トラットリア・ピッツェリアのスタイルを取る店も。広々と優雅なグランカフェも人気だし、たとえば揚げピッツァとアランチーニ(シチリアとナポリ名物のライスコロッケ)だけを出すような小さな専門店もあちこちで見かけるそう。

「日本でも多様なスタイルで、本格的なイタリア料理やカッフェが広まってほしいですよね。もちろん、ファンタジスタ ドゥエはそのひとつです」と中川さん。

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ナポリの巨大なマカロニ型パスタ「パッケリ」を牛肉と玉ねぎの煮込みソースで(1,550円)。右は同じくナポリ名物のゼッポリーネ(450円)。海苔の風味が効いた軽い食感で、パクパクいけちゃいます。

多様なナポリのバール文化ですが、そんな中でもエスプレッソはKIMBOの豆がシェアの大半を占めるのだとか。ファンタジスタ ドゥエでも、KIMBOの豆でカッフェをいれてくれます。ナポリ名物「ババ」とともに、ぜひどうぞ。

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食後にもクイッと飲めるエスプレッソ(400円)。もちろんドルチェとの相性も抜群。ババは「本日のドルチェ」ですが、ほかにもティラミスやパンナコッタ、カッサータなどがあるので、休日のティータイムにもぜひ!

普段から親交があり、取材の合間にも親しく会話を交わしていた中川さんと坂本さん。「行きつけのおいしい店」ができれば、そんな肩肘はらない楽しい時間をあなたも過ごせるはず。本場イタリアの味を食しながら、家族や仲間とスマイルを交わす。ファンタジスタ ドゥエは、そんな贅沢な時間を提供してくれるお店です。

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ファンタジスタ ドゥエ
東京都港区麻布十番2-20-12 オリエント麻布 1F
050-5890-8446 (予約専用番号)
03-6453-9944 (お問い合わせ専用番号)
【平日】
11:30~14:30(L.O.14:00)、17:30~23:00(L.O.22:00)
【土曜・日曜・祝日】
11:30~22:00(L.O.21:00)

撮影 SHIge KIDOUE
取材・文 山根かおり
matricaria

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