ゆっくり生きよう・にっこり走ろう

人にも環境にも自分にも優しくいきる。それがフィアットカルチャーです。

LILY’S CLOSET 子どもにこそ上質な服を着せてあげたい

洋服も教育、上質なものを!

教育、知育、食育。早くから感性に働きかけることで子どもの可能性が広がることは、今や誰もが認めるところです。子ども時代にこそ上質ないいものに触れさせたいと願うのは、親であれば当たり前。自分の子でなくても、孫、友達や親戚の子など、未来を担う小さな感性と親しく触れ合う機会があれば、やはり「いいものを見せてあげたい」と思うのではないでしょうか。

代官山に店を構えて4年目の「LILY’S CLOSET」。男女ともにベビーから6歳まで扱っています。良質な海外ブランドのアイテムを買い付けてくるほか、made in Japanのオリジナルブランド「Le reve de Lilyル・レーヴ・ドゥ・リリー」(お母さんと一緒に着られる親子服)もスタート。日本人の体型や扱いやすさも意識しながら、とてもしっかりしたつくりで人気を集めています。

「洋服も、教育のひとつです」と、LILY’S CLOSET を運営するアパレル会社 株式会社アトリエ・リリーの代表取締役であり、2人の女の子の父親でもある龍野淑郎さんは語ります。「着物を初めて着ると身のこなしが付いていかないのと同じで、小さい頃からきちんとした服を着慣れていないと、やはり着こなせません。いつもきちんとした服を着慣れている子は、小さくても立ち居振る舞いがしっかりしているんですよね」

店内のプレイスペースにはFIAT 500 のミニカーも! 小さい子が一緒でもゆっくり洋服を選べますね。

LILY’S CLOSETで扱う服は、フランスやイタリア、ベルギーなど海外の良質なブランドばかりですが、中でも最近はイタリア服の取り扱い数が増えているとか。イタリアが大好き! という龍野さんではありますが、イタリアブランドを増やそうと意識したわけではなく、お客さんとの会話を通じて好みや要望を探っていくうちに自然とイタリアの服が増えていったのだといいます。

イタリアのブランドBABE & TESSでコーディネート。大人が着たくなるような上質なニットは色合いも素敵です。カボチャパンツもお気に入り! <ニット13,100円 ブラウス8,600円 パンツ9,100円 タイツ2,300円〜 靴19,000円>※以下、全て税抜価格

イタリアに習うファッションクオリティ!

「イタリアはもともと素材にこだわる国なので、仕上がりの質感がまず圧倒的に違います。デザイン的には、たとえばパリのブランドは星のマークやリボンが付いたり色がカラフルだったりして、独特の愛らしさがあります。イタリアの子ども服はシックで、大人の服をそのまま小さくしたような上質な雰囲気が特徴です」

シックな色合いが愛らしいOliveのワンピースに、ウォーム感のあるBABE & TESSのベストを羽織って。上質なベビーアルパカニットで仕立てたボンネットはmakieの人気アイテムです。<ワンピース17,500円 ベスト10,100円 ボンネット9,500円 タイツ2,300円〜 靴19,000円>

シンプルゆえに仕立ての良さが際立つOliveのワンピース。手袋や帽子など小物のコーディネートも映えます。カラーバリエーションが豊富なcondor(スペイン)のタイツで色合わせを楽しんでも。<ワンピース14,200円 帽子5,900円 手袋5,300円 タイツ2,300円〜 靴17,000円>

また、イタリアには家族経営の工房がいまだに残り、素材の調達から縫製までを一貫して行うブランドも多いといいます。フランスのファクトリーは拠点をパリに置いているだけで製造は海外で、というケースが増えているそうですから、親から子へと受け継がれた職人気質を大切にしながらひとつひとつ仕上げられる洋服は、まさに特別。バイヤーとして自らヨーロッパに何度も赴いている龍野さんが「これは!」と思うものだけを厳選して仕入れているので、どれもこれも本当に愛らしいのです。

ベビーカーを卒業してお出かけが楽しめる年齢になったら、ぜひ上質なコートを。落ち着いた色使いと少し大人びた佇まいが、この年齢ならではの愛らしさを上品に引き立てます。<コート20,200円>

はやりの服をただ販売するのではなく、“服育”を見据えながら展開している龍野さん。「そういった意味ではやっぱりヨーロッパのほうが進んでいますから。その考え方も一緒に紹介していきたいですね」

「イタリアの街を歩いていると、子どもたちの服装が本当にきちんとしています。小さい男の子でも、前立てのシャツをズボンの中に入れてびしっとジャケットを着ていたり。高価なものを身につけるという意味ではなく、『かっこよくありなさい。きちんとした服を着こなせる人になりなさい』という考え方が当たり前のように浸透しているんです」

BABE & TESSは男の子にもおすすめ。日常使いにぴったりのシンプルなカーディガンやパンツも、素材やラインが上質なのでお出かけ着としても大活躍です。<ニットカーディガン13,400円 パンツ13,400円 ポロシャツ5,200円>

色もラインもきれいなC de Cのパンツ。男の子の服だけを作っているイタリアのブランドです。BABE & TESSのジャケットとも好相性。<ジャケット19,000円 パンツ8,200円 ポロシャツ9,700円>

いわゆるファストフードと、シェフがこだわってつくる料理が明らかに違うように、洋服もファストファッションと上質な服とでは仕上がりも役割も違います。「イタリアでは今でも親子三代で革のブレスレットだけを作り続ける工房があったりします。そういうのが成り立っていける社会なんです。それってすばらしいことだと思うし、だからこそイタリアのファッションはクオリティが保たれるんじゃないでしょうか」

値段の高いものを着ればいいというわけではなくTPOをわきまえながら、自分らしいオシャレを楽しむ。その心構えやノウハウは、たしかに小さいうちから身につけさせてあげるべきものかもしれないと、LILY’S CLOSETに並ぶ洋服を見ていると実感できるのです。

LILY’S CLOSET
代官山本店
渋谷区猿楽町26-8 2F
TEL:03-6416-0561(水曜除く12:00~18:00)
定休日:水曜日
※恵比寿三越にサテライトストアもOPENしました!

撮影 SHIge KIDOUE
取材・ 文 山根かおり

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