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イタリアの魅力に触れる一大イベント「イタリア・アモーレ・ミオ!」が帰ってきた!

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文=友永文博 写真=太田隆生

六本木ヒルズが再びイタリア色に染まった2日間

 昨年、イタリアと日本の国交樹立150周年を記念して初めて行われた2日間のフェスティバル「イタリア・アモーレ・ミオ!」。会場となった六本木ヒルズにイタリアのトップブランドが集結、その魅力を間近に体験できたほか、アーティストたちがパフォーマンスやコンサートを繰り広げ、多くの人々を魅了しました。その人気イベントが大好評のため、舞台を同じくして今年も開催。当日の5月20日(土)、21日(日)は天気にも恵まれ、昨年同様、大きな盛り上がりを見せました。

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右上:期間中は興味深いプログラムが目白押し。しかもほぼ全てが参加無料。右下:イタリアを代表する企業・ブランドが集まり、協力してイベントをサポート。左上:クラウンも出没。まるで、フェスタで賑わう本物のイタリアの街角のよう。左下:「お祝いにはイタリアンに行こう」のキャッチフレーズで、今年も全国の有名イタリア料理店でお得感のあるコースメニューを頂ける「ダイナースクラブ イタリアン レストランウィーク」が7月に実施予定。その5周年記念の記者発表会が関連イベントして開かれた。

2台の個性際立つ展示が人気だったフィアット&アバルト

 フィアットも昨年に続きこのイベントに参加、六本木ヒルズ2階の大屋根プラザにブースを展開しました。今回は“One Soul, Two Roads”のコンセプトのもと、FIAT 500とABARTH 595を並べて展示。同一のボディとシャシーを用いながらも、シティ・コミューターとレース対応も可能な高性能車という、コンセプトの異なる2つの車の魅力をアピールしようという試みです。

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フィアットのブースでは家族連れの姿も多かった。小さなお子さんもイタリア車をより身近に感じたはず。いろいろな記念グッズが用意され、メルマガ登録や試乗予約をした来場者に進呈された。

 期間中は、イタリア車ならではのチャーミングな外見とともに、対照的な個性を際立たせる展示スタイルにも注目が集まり、来場者が続々。老若男女、国籍も多様な人々がブースを訪れました。そして、それぞれ熱心にスタッフに質問したり、自らiPadを操作してスペックを確認したり。また大部分が展示車両のシートに体を預け、そのファッショナブルな空間とハンドルを握ったときのワクワクする感覚を存分に楽しんでいたよう。中には、さっそく試乗の予約を取り付けたファンまでも! 誰もがつかの間のドラマティックな体験を満喫し、ハッピーな笑顔でブースを後にしていました。

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右上・左下:ABARTHの運転席でポーズ! FIATとの乗り比べを楽しんで。右下:展示車両の前にiPad を設置。スペックのほかブランドストーリーや全ラインアップなど、知りたい情報にダイレクトにアクセス。左上:ファイアットのキャラクター「トポ フィアット」が描かれた風船は子どもたちに大人気。

吉本ばななさんのトークショーでイタリアの美しさを再認識

 また20日の17時からは、作家の吉本ばななさんが登場。『ヒルズカフェ』でトークショーが開かれました。吉本さんの作品の多くはイタリア語に翻訳・出版され、現地でも大人気。そんな作家の目に映った「イタリアについてぜひ話を聞いてみたい」と会場は満員に。FCAジャパンのマーケティング本部長ティツィアナ・アランプレセがインタビュー役となり、子どもの頃から大好きだったという日本の漫画や映画監督ダリオ・アルジェントから、翻訳者ジョルジョ・アミトラーノさんたちと一緒に巡ったトスカーナやシチリアの旅の思い出まで、幅広い話題について語っていただきました。

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「常にみんなと同じストリートにいたい」という吉本さんは、とても気さくに写真撮影に応じていた。

 さらには、この日のために書き下ろしたという「イタリアがくれたもの」という短いエッセイを自身で朗読。そこで紡がれていたのは、吉本さん曰く「形容詞がいくらあっても足りない」ほどのイタリアの美しさを描いた、詩的で少しセンチメンタルな言葉の数々。それらは空間を共有する聴衆の心を一瞬で魅了し、インタビュアーのティツィアナも「思わず涙が出てしまった」と感動するほどでした。
 またトークショーの最後に設けられた吉本さんへの質問コーナーでは、会場から「一番心に残っているイタリアの思い出は?」との問いが。それに対して「一つに決めるのは本当に悩ましいけれど、あえて選ぶならサルデーニャ。あの柔らかい光で映し出される夕刻の海辺や花が咲き乱れる山々など、移動中の車窓から見た景色やシーフード料理の美味しさは今でも忘れられません」と回答した吉本さん。とても印象的なイベントの締めくくりとなりました。

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上:父親の吉本隆明さんの亡くなる1年ほど前、雑誌の企画で親子対談が実現。その際に隆明さんは娘に「いい小説を書くよりも、遠くから訪ねてくる知人に『いつでも私の家に立ち寄ってください』と言えることのほうが大切」と伝えた。それが、家庭と作家活動の両方を大切にする今のばななさんのスタイルを強く決心させたという。下:ティツィアナも「大好き!」な、吉本さんのキュートな足元。

来年の再会を願って。CIAO TUTTI!

 今年の「イタリア・アモーレ・ミオ!」にも、イタリアから歌姫ARISAやピアニストのマウリツィオ・マストリーニなど多彩なアーティストがゲストとして参加。コンサートやパフォーマンスを披露してくれました。まさに誰もが忘れられない思い出を刻んだ2日間。イタリアの陽気でエネルギッシュな魅力をいっぱいに浴び、訪れた来場者はもちろん、ゲストや主催者側のスタッフまでも一緒になって、夢のような時間を楽しんでいました。今年も大成功に終わったこのイベント、来年も絶対に戻ってきてもらいたいですね。

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大屋根プラザに展開したブースの数々。右上:バリラが開いたユニークなワークショップ。カラフルなマカロニに糸を通してつなげれば、オリジナルネックレスが完成。右下:キートンはメンズとレディスの春夏の新作を展示。ブース前方では、日本人サルト(仕立て職人)がボタンホールをかがるデモンストレーションを披露。中上:バリラの商品ボックスをまとい、“パスタ愛”を叫んでSNSに投稿! 中下:イベントを主催するイタリア商工会議所のブースで販売された記念Tシャツ。シンプルなデザインで評判も上々。左上:コルナゴのブースから。創業60周年を記念して開発されたフラッグシップモデル「C60」(奥)とフェラーリ社とのコラボレーションから1987年に生まれた「CONCEPT」。左下:イタリアの2輪車といえばベスパ。角型ヘッドライトが特徴的な展示車両「Sprint」にまたがって。